今回は【なぜシャインソフトがkubernetesの教育に特化したサービスを提供するのか】
についてご紹介していきたいと思います。
kubernetes教育を始めたきっかけ
シャインソフトのkubernetes教育は2019年の社内教育から始まりました。
代表の劉が「一昔前のWebから現在はトレンドがAI・ビックデータに移行している中で、土台となるクラウドがあり、その上にコアな技術としてコンテナ技術がある。日本は世界的にみてもコンテナ技術の普及が遅れているため、シャインソフトで研究・教育・開発までを展開しよう。」とまずはクラウドネイティブの社内教育に踏み切ったためです。
また、シャインソフトは
・The Linux Foundationシルバーメンバー
・CNCF(Cloud Native Computing Foundation)の認定メンバー
・LPI-JAPAN Business Partner
であり、
・KCSP(Kubernetes Certified Service Providers)Kubernetes認定サービスプロバイダー
・KTP(Kubernetes Training Partner) Kubernetes認定トレーニングパートナーの認定を受けています。
KTPの認定=kubernetesにおいての教育機関として認められたこととなるため、2022年から教育事業部を立ち上げ、社内のみならず他企業へkubernetesの教育サービスを提供するというように事業拡大いたしました。
kubernetesを学習するメリット
シャインソフトはkubernetesを学習するメリットを以下のように考えています。
ですが、実際にkubernetesを学び技術の理解ができたとしても市場でアピールするには
その信頼性を証明することが必要な場合が多くあります。
【kubernetesを知っている状態】を【kubernetesを扱える状態】と証明する際に有効な方法の1つは、
kubernetesを1つのプロジェクトとしておこなっているThe Linux Foundationのkubernetes技術者認定資格を取得することだと考えています。
次にkubernetesの資格について少しご紹介します。※近日中に資格において別の記事にて詳しくアップする予定です。
kubernetes技術者認定資格でできること
kubernetesの資格試験はオンラインでおこなう実技試験で、コマンドラインから実務に近いトラブルの調査・対応などが必要となる高度な試験です。
そのため、試験対策をすることはおのずとkubernetesを理解し、操作するということが伴います。
その点も資格の取得において信頼性をアピールできる点であると言えます。
また、CKSに関しては下記内容が試験をおこなっているThe Linux FoundationのHPに記載されています。
【CKSを取得することで、コンテナベースのアプリケーションやKubernetesプラットフォームの構築、デプロイ、ランタイム時のセキュリティを確保する能力を持っていること、およびプロフェッショナルな環境でこれらのタスクを実行する資格があることを証明できます】
すなわちCKSを取得することで開発現場においての高度なセキュリティ技術者であることが証明できます。
※CKS試験の受験にはCKAの資格を取得していることが条件となります。
学習におけるデメリット
kubernetesを学習する上で、デメリットとしてよく挙げられるものが以下の内容です。
- 学習コストがかかる
- 業務外での学習時間の確保が難しい
- 独学で学んだ場合、知識が虫食い状態になりがち(技術の根本理解が難しく、応用できる知識の習得が難しい傾向にある)
どれも新しい技術の習得を考えたときにつきまといがちなデメリットと言えると思います。
特にkubernetesは概念の理解が難しいと言われている技術領域です。
せっかく学習時間を確保しても、途中で挫折してしまう・中途半端な知識の理解で終わってしまう・・・
ということになってしまうともったいないですよね。
シャインソフトのkubernetes教育メニューの特長
シャインソフトのkubernetes教育メニューはそんなデメリットを解消できる形式で提供しています。
◎学習時間の確保:最長3日間(1日6時間程度)の短期集中で学習時間とモチベーションを落とさず学べます。
◎学習コスト:¥20,000~¥180,000のコースでリアルタイムでおこなうK8s教育の中では比較的安価です。
◎知識の抜け:「コンテナとは?」から始まる基礎編コースから資格試験対策編までのコースを用意しており、kubernetesを体系的に学べるラインナップです。また、ハンズオンを伴うためインプット+アウトプットができることで知識と感覚の高い定着率が見込めます。※kubernetesの導入としてLinuxを学ぶコースも準備中です!
さらに、社内で同じようにkubernetes教育をおこなった際の高い資格取得率も特長の1つとなっています。
社内でCKA資格を取得したエンジニアの8割はクラウドネイティブ関連の現場へ配属されています。
受講者ロードマップのご紹介
ここでは弊社の新入社員へ教育をおこなった際のロードマップを参考例としてご紹介します。
このロードマップで注目していただきたい点は、IT未経験の新入社員がLinux及びkubernetesの知識を習得し、
CKAの資格を取得し、kubernetesに関連する現場に採用されるまでの流れを約3か月でセットしている点です。
学習をスタートするタイミングや学習から現場アサインまでの流れでお悩みでしたらご参考にしてみてください^^
※シャインソフトでは教育サービスの受講後、案件の紹介も可能です。
ex:)webアプリの移行・開発現場/クラウド移行支援現場 etc…詳細はお問い合わせください。
受講者の感想
コマンド・リソースの理解が深まり、現場でのkubernetesに関わる業務ですぐに役立った。
試験対策が的確でした。受講後に受験し、無事合格できました。
カリキュラムの中のハンズオンで実機操作の経験があったことで現場配属が決定しました。
クラウドのコアな部分について学べたことでエンジニアとして知識レベルが上がったと感じました。
最後に
今回は【なぜシャインソフトがkubernetesの教育に特化したサービスを提供するのか】という部分にフォーカスした内容でお届けしました。
シャインソフトは世界的にみて国内のクラウドネイティブの普及が遅れていることに対しての危機感から自社で研究・教育・開発を一括でおこない、波及していこうと考えたことが、kubernetesの教育サービスを始めた経緯となります。
現在は自社で抱えるエンジニアの35%がCKAもしくはCKADの資格を取得しており、CKSの資格取得者も10%ほどおります。2021年の時点でkubernetes技術者認定資格の日本での受験者数は全体の1%(約500人)であったため、社内のkubernetes資格取得率はかなり高い数字であると言えると思います。
また、資格取得者の多くはクラウドネイティブに関連する現場で活躍しており、最先端技術の習得に前向きで市場価値の高いエンジニアを確保できていることが弊社の成長に繋がっている要因の1つと実感しております。
自社のクラウドエンジニア教育でお悩みの際はぜひ一度シャインソフトへお問い合わせください!
もちろん、SES・ソフトウェア受託開発領域の協業や自社教育コンテンツとの協業も大歓迎です!
最後まで目を通していただき、ありがとうございました